メカニズム
歯本来の色は、黄色っぽいものです。歯の内面は象牙質という黄色っぽい組織になっていて、表面組織のエナメル質から象牙質の色が透けて見えて黄色っぽくなるのです。
歯科ホワイトニングでは、この表面層を無色透明にし、構造を変化させることで、本来の色より白くすることができます。
薬剤の主成分は、過酸化水素、過酸化尿素といったものです。これらは高温になった際、酸素と水に分解され、この時できた酸素が歯のエナメル質と結合して、表面色素を無色透明にします。
そしてこの2つの成分は、表面構造を変化させて、象牙質が透けないようにします。透明なガラスを磨りガラスに変更したような感じです。
こうして歯の色を本来よりも白くすることができるのです。ただ、変化したエナメル質は、歯の再石灰化によって元の色に戻ります。そのためタッチアップといって定期的に追加の処置を行う必要があります。半年~1年ほどは効果が持続するので、タッチアップの頻度は3~6ヶ月ほどでOKです。
半永久的に歯を白くする方法として、クラウンやラミネートベニアを使用するものもあります。健康な歯を削って人工歯を装着するという方法で、薬剤を使用するよりもかなり白くすることができます。歯の型取りと装着の、合計2回の通院で完了することもあり、速効性を求める場合にも良い方法です。
ただ、健康な歯を削るという点で、歯の寿命を短くしてしまうこともあり、あまりおすすめとは言えません。